こんにちは、みなさん。
チリ共和国の原田雄次と申します。
この度ここのコラムを担当させていただくことになりました。
どうぞよろしくおねがいします。
さて私はこの3月からチリの首都サンチアゴにやってきて
建築家Smiljan Radic(スミリャン ラディッチ)の元でプラクティカとして働いています。
チリと日本は時差13時間、飛行機で30時間弱と
まさに地球の裏側といった感じ。
南北にひょろ長く、ざっくりいうと上は砂漠、真ん中は街、下は南極で、
ひとつの国に色んな惑星を詰め合わせたようなワンダーなところ。
chileは原住民語で「世界の果て」という意味だそう。
私の暮らすサンチアゴはちょうど真ん中のあたり。
市街地は概ね平らで周囲を山で囲われており
街は碁盤目状に分かれているので
街の骨格は京都によく似ていると思います。
事務所は街が見渡せる丘のふもとのモダンな高層ビルに入っています。
市街地は山に向かってスプロールしていき
街を悩ますスモッグに溶け
再び山となりたちあらわれます。
こちらはだいぶ冬めいてきて山の頂は白く染まりはじめました。
自然と街と風景について考えていこうと思います。