ベルギー・ブリュッセルより 03


7月半ばの夏休みから、ブリュッセルに戻りまた日々の生活が始まっています。若干早いと思われる方も多いと思いますが。此の国の建設業界は、7月後半が建設休暇となっている為、多くの設計事務所もこの時期に休みをとる事が多いようです。隣国フランスでは8月が休暇期間ですし、小さな国の事情なのでしょうか。。


さて、今回は少し移民について、

 

移民/immigrants
他のヨーロッパ諸国もそうであるようにベルギーの首都ブリュッセルも移民が多い街です。近所には2世3世の子供達が走り廻り、彼らは家庭や仲間内では母国語を話し、自分たちのコミュニティーを持ち繋がり合っているように見えます。もちろん全員がそうではないです、念のため。しかし、我が身を振り返れば、自分も(ユニコーンサポートでブログを執筆されている皆さんも)間違いなく移民です。それ以外では無いという事実を認識するのは手続き等の為、役所に行くと必ず向こうからやってきます。ベルギーの役所業務(アドミニストレーション)はまるでカフカの城のごとく悪夢の入り口なのです。ヨーロッパの人々ですら恐れをなすベルギーの役所は、移民にはまさに出口の見えない迷宮と化します。まず何処の窓口に行ったら良いかわからない、そこから一つ一つロールプレイングゲームのごとく、難関をクリアして、目的地に辿り着く訳なのですが、、、こんな事知らないで済むなら、知らないまま人生を終わらせたい、と思うほど面倒なのです。辿り着いた先の待遇は人にもよりますが、概して良いとは言えません、つまり結局報われないのがポイント。所詮移民は部外者扱いなのです。短期滞在で、楽しむだけ楽しんで後に残るのはゴミだけ、という滞在者も少なからずいる事でしょうし。実際そのような決まり文句を、何の脈絡も無く突然投げかけられる事も。ある程度の期間滞在しビザの更新等地味な作業を続けて行くと少しずつですが(たぶん)対応も変わって行きます。日々の生活をする上では役所に行く事も少なからずありますから、免許を現地のものに取り替えたり、引っ越して住所を移したり、住民登録表をなにかの申請の為に取りに行ったりと。そういう時は現地の方々と一緒の窓口なので、進行が若干!早いような。それでも現地の知人に言わせれば、2時間待たされたというような話はざらなので、どうやら移民だから遅いという訳ではないようです(何故?)。ただ以前住んでいたコミューン/区の役所では、その地区に住んでいる人々の国籍が100を超えるという話を聞き、100万人規模の都市に19もある区/コミューンの一つでそこまで多国籍である事に驚かされました。
 

 

理由/reason
そんな面倒な国になんでやって来たかというと、学校を卒業後応募した事務所の中で初めにオファーをくれたのがベルギーの事務所だったという、かなり行き当たりばったりな理由なのです。学生ビザを一年延ばしてもらい、その間に仕事を探すというのが当時学んでいたベルラーへインスティテュートの数少ない親心的対応だったので、なんとかその間に次に行く場所を見つけられたのは幸いでした。多くの外国人学生が、(当時オランダ人の学生はベルラーヘには一人しかいなかった)卒業後暫くして、一人また一人と自国に帰って行くのを見送りながら、さて次は自分の番かと思っていた矢先の朗報だったので、面接の一週間後にはブリュッセルで働き始めていました。そのまた一週間後に引っ越し、といっても、小さな車に収まる程度しか荷物は無かったのですが。友人宅、その知人宅、一時滞在アパート(電熱暖房機を消し忘れて事をおこしかけたり)、を暫く転々として、ようやく落ち着く先が決まったのは、2ヶ月余り後だったように記憶しています。こう書くとひどい有様ですが、当時本人は全くそのひどさにも気付く事なく、新しい国での新しい生活に新鮮な気持ちで働いておりました。
 

街はすっかり静かになって、駐車場も、地下鉄もレストランも空いているこの月はゆっくり仕事を進め、新鮮さを思い出す良い機会でもあります。

 

 
 

 


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