ベルギー・ブリュッセルより 04


 

建築/architecture
 

 

日本で知られているベルギー人建築家(特に存命中)は、数少ないと思われますが、最近は若手の特集なども出ているので、アンテナを張っている学生なら何人か名前を挙げられるのでしょう。しかし、振り返ってみれば自分自身はベルギーに来た時、名前を挙げられる建築家は、恥ずかしながら数名を除いていませんでした。
 
alfred hardy (aircraft hanger)
Jo Crepain (water tower house)
 
 

オランダ建築黄金期 (98-00)にアムステルダムに居たせいもあるのでしょうが、その時は隣国にも関わらず雑誌に出てくるような建築家はあまり居らずというか皆無で、知っていたのはアールヌーボーのヴィクトール・オルタ、モダニズム後期のルシアン・クロール、当時建築学棟図書室で見たA+U誌に載っていた(たしか80年代中期)、膜構造をやっていた頃のフィリップ・サマン。そして同時期のA+U誌上の、ブラスカートの住宅を覚えていたのがきっかけとなり、興味を持ったXDGA。今ではようやく知っている建築家の名前も増えて、レネー・ブラーム、アルフレッド・ハーディー(写真はグリンベルゲンのコンクリート構造で作られた飛行機収納庫、ハーディーは同じ構造様式で住宅や立体駐車場の計画等もあります。)、マールテン・ファン・セーヴェレン(数年前他界、OMAの代表的住宅のインテリアをやっています。ヴィトラ社から出ている椅子.03も有名ですね。)存命中老舗株ではルック・ドゥルー、ステファン・ベール、ヨー・クレパン、ヴィンセント・ファン・ドイゼン、オリヴィエ・バスタンそしてXDGA等。若手(と言っても自分と同年代)は51N4E, OFFICEV+、NOarchitecure、TVBELヤン・デ・ヴィルダーまだまだ数え上げるときりが無い程。小さな国土に建築事務所がひしめき合っています。興味のある方は調べてみてください、初めは若干地味に映るかも知れませんが、アイデアだけを建築にしたようなスタイルでは無く、それぞれ違った方向性の面白い試みが見れると思います。ちなみに51N4E, OFFICE, TVBELはXDGAから巣立って行った建築家達でもあります。

 

 
 

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