エストニア・タリン便り_2011.10.15


7月2日の回にお話した近藤哲雄さんのインスタレーション「PATH IN THE FOREST」が完成しています。9月24日から10月22日までの一ヶ月間LIFT11とTAB(タリン建築ビエンナーレ)の協同イベントの一環としてオープンしています。カドリオルグ公園の中にある日本庭園の脇の木々の中にあります。

オープニング直後から一般の人々の関心も高く、天気のいい週末には数百メートルの行列が出来ています。一時帰国していた際に足を運んだイベントで、近藤さ
んが「ヨーロッパでは一般の人々の建築への関心が高い。それに比べて日本だとなにかやっても見に来るのは建築家もしくは建築の学生だ」と話していました
が、確かにいろんな人が足を運んでいます。

オープニングの模様はこちらからどうぞ。

高所恐怖症でない方はYOUTUBEのヴィデオも見てみてください。
オープニング直後の雰囲気を感じ取れると思います。

これから一雨ごとに秋が深まっていくなか、紅葉真っ盛りの公園では、色とりどりの葉っぱに囲まれている白いインスタレーションが映えてきれいだろうなと期待して出かけました。

脇にある説明文では、

早速歩いてみました。

私が見にいった先週の日曜日は、とても気持ちのよい朝日がさし、朝10時にはすでに何人か見に来ていました。話を聞いた人々は口をそろえて、「エストニア
人の森好きなこころをくすぐるような、楽しいインスタレーションだ」と。監視している警備員も「たくさん人が来るよ」と楽しそうに話していました。

はじめに近藤さんの計画していた場所が使えなくなったことや、一本一本の木の場所を測量し、それに基づいて図面製作、発注、工場にて製作、設営という手順
の多い作業、予算や時間の制限など主催者側も含めて大変だったようですが、ここを歩く経験はそれを忘れてしまうようなすばらしいものです。木々の間を、時
間を忘れてずっと浮遊しながら歩き続けていたくなります。この空気の中に溶けていくかのような感覚の95メートルの散歩道。この紙のような薄い構造は
SAP / Sasaki and Partnersの佐々木睦朗さんによるものです。構造とデザインが合わさり、なんともいえない自然との関係を体験させてくれます。この経験を、吉本バナナや村上春樹をこよなく愛する主催者の一人は日本の現代小説を読んでいるかのようなものだと呼んでいます。

帰国した際に近藤さんにお会いし、10月29日から東京都現代美術館で開催される「建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの”感じ”展」に出展すると聞きました。「未来を担う若手建築家」の一人の新作として取り上げられています。是非足を運んでみてください。


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