ついにようやくなんとかここまでたどり着きました。
1Fスラブ打設完了。
写真はその前日の様子、
大急ぎで設備配管を施工しています。
それにしてもすごいでしょ、
この配筋。
現場に視察に来られた建築家の方々からはもれなく
「コンクリート要らないね」
とのコメントをいただいております。
ところで、この建物は構成上縦にも横にも設備スペースがとりにくく、
スラブにも相当な量の配管が埋め込まれます。
設備全般の交通整理は現場の仕事でもかなり重要な一項目ですが、
さすがにスラブ埋設電気配管までは一本一本追いかけられません(施工図に表現されません)。
施工者のアレンジにお任せせざるを得ないのです。
となると、現場の職人さんたちはいったいどのようなコミュニケーションツールを用いて全体を統合しているのでしょうか。
こうして考えてみると、大きな建物でスイッチを押すと電気がつく。
このこと自体が奇跡のようにおもえてくるのです。