品川にある西沢大良建築設計事務所にて、西沢大良さんにインタビューを行いました。
7月8日の夕方、メンバーが集まりました。
今回は学生インタビューアーに加え、建築家でフジワラテッペイアーキテクツラボの藤原徹平さん、o+hの大西麻貴さんを交え、西沢さんにお話を聞きにいこう!と皆でわくわくしながら向かいました。
高校生の頃数学者を目指していたというお話から始まり、東京工業大学に在籍していた時代から入江経一事務所時代、そして現在の西沢大良建築設計事務所でやったプロジェクトを、当時使用した資料や体験談などを交えながらご紹介していただきました。
資料を見せながら説明してくださった、西沢さん。
そのなかでも非常に興味深かったお話が、調布の集合住宅を設計した時のお話です。
西沢さんご自身も「敷地マニア」という言葉を使っておられましたが、その敷地に対するリサーチの量と質は、私が初めて見るものでした。
デジカメの無かった当時、クライアントの方から頼まれ歩きまわったという不動産の敷地図には周辺の建物や木々のようす、仕上げ材の情報などが描かれ、その土地のがどのように生きているか、その土地と敷地との関係性を記録したようなものでした。
そ
の膨大なリサーチから”あるところで気づいたと”
仰っていた、道幅がどれ位だと嫌な感じなのか、古い木が生えている事でどのような雰囲気になるのかなどの発見は、西沢さんのつくられる建築のボリュームや
スケール感と呼応をするような関係を築き佇んでいるようだ、と感じました。
の膨大なリサーチから”あるところで気づいたと”
仰っていた、道幅がどれ位だと嫌な感じなのか、古い木が生えている事でどのような雰囲気になるのかなどの発見は、西沢さんのつくられる建築のボリュームや
スケール感と呼応をするような関係を築き佇んでいるようだ、と感じました。
また、2004年に行われたギャラリー間の展示についてのお話では、1/4模型のスケールの話から体験できる新しい建築の展示の在り方、そしてそこで感じ取れる身体感覚という鋭さを教えていただきました。
ま
ちと共に感じられるその模型はもはや従来の建築模型という役割を超えて、観ると同時に体験をし、その敷地と建築が持つダイレクトな関係を現代のボリューム
やスケール、もしくは人間の感覚が現代に多様に溢れていくなか丁寧に考えていくことで、できる美しい(彫刻ではない)ものがあるのではないか、と考えさせ
られました。
ちと共に感じられるその模型はもはや従来の建築模型という役割を超えて、観ると同時に体験をし、その敷地と建築が持つダイレクトな関係を現代のボリューム
やスケール、もしくは人間の感覚が現代に多様に溢れていくなか丁寧に考えていくことで、できる美しい(彫刻ではない)ものがあるのではないか、と考えさせ
られました。
今回は3時間を超えるロングインタビューとなり、西沢さんには大変貴重なお時間と、興味深いお話をたくさんいただきました。
まだまだ考えはとまりませんが、
現在、編集部では記事を編集中です。
どうぞ、お楽しみにおまちください。
西沢大良さん、ありがとうございました。
2014.7.21
柳田里穂子
インタビュー学生メンバー:
寺田英文(M2)、江島史華(M1)、山田裕美(M1)、草山美沙希(B4)、柳田里穂子(M2)
写真 江島史華