2014年夏@台湾・台中
ついに妻側ファサードの足場が外れた。
コンクリートとガラスが交互にあらわれる構成で、間にみえるのが「カテノイド」と呼ばれる3次元曲面シェルの切断面。小口をあえて切りっぱなしにしているのは都市に対してどこまでも連続していく空間を表現するため。「せんだい」とも通じる断面をそのままみせるディテールである。
着工からはや4年半。約3ヶ月前には構造体が完成し、全体的にスケール感が把握できるようになった。目下仕上げ工事と設備工事が並行して進行中。次第にカラースキームもみえてきて、その効果に満足したりできなかったり。
とはいえ後半残り時間もあとわずか。後戻りできない緊張感とスピード感とで最後の 夏を走り切る(予定)。