芹沢高志さん、インタビューレポート


8月2日、新宿御苑前にある P3 art and environment にて、芹沢高志さんにインタビューを行いました。

インタビューを行ったP3 art and environment のあるビルは東京・四谷の禅寺、東長寺の外苑西通りを挟んで向かいにあります。

後々、インタビュー記事のほうで詳しいお話はアップする予定ですが、この東長寺での新伽藍建設計画をきっかけに現在のP3を設立されました。

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P3 art and environmentの入口

早速、インタビューということで、話は芹沢さんが神戸大学の数学科を卒業されていることから、その時の学生時代の話から始まりました。当時の時代背景 (学生運動や万博) や、横国の建築学科に入り直したときのことなどをその頃出会った方々との具体的なエピソードと共に話して頂きました。それから当時芹沢さんが研究されていたエコロジカルプランニングについても資料等も見せて頂きながら詳しく教えていただきました。

学生達には聞き慣れないお話でしたが、「鏡の国のアリス」や「ダライラマの御神木」などを例に挙げながら話していただき、とても楽しく聞き入ってしまいました。

 

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インタビュー中の様子

ちなみに事務所のインタビューを行った場所は普段ギャラリーとして使われる場所のようです。壁には前回の展示のメモ書きや展示品が置いてあり、ギャラリースペースを芹沢さんに紹介していただきました。

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そして話は P3 art and environment を設立してからの東長寺のプロジェクトのことや、その後足を踏み入れる事になったアートやトリエンナーレのお話になりました。

アートを数学の言語に当てはめて定義していらっしゃったり、アートとエコロジーは見えない関係性を見つけているという点で同じ事だ、とおっしゃっていたこと。また、アートプロジェクトの際にその土地を読むことや物語を解析することを大事にしている、とおっしゃっていたことから、それまでに全く違う分野で経験されてきたことがオーバーレイされていっていることがわかり、とても興味深かったです。

とても楽しいお話に時間を忘れてしまい、気づけばインタビュー開始から4時間が過ぎていました。しかし、インタビューメンバーもまだまだ話が聞き足りない!といった様子でした。

 

今回のインタビューで、私は特に「人生は不思議だ」「事故みたいなものだ」と笑いながら芹沢さんがおっしゃっていたことがとても印象的でした。今まで色々な方々と偶然の出会いによって、枠にとどまらない活動をされてきた芹沢さんならではのお言葉だなと感じました。

インタビュー記事は、ただいま編集中です。濃厚な4時間の内容をそのままみなさまにもお伝えできたらと思っていますので、楽しみにお待ち下さい。

芹沢さん、

長時間に渡る貴重なお時間と、興味深いお話をありがとうございました。

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2014.8.11

的場愛美

インタビュー学生メンバー

浅井太一(M2)、的場愛美(M2)、曲萌夏(M1)

写真:的場愛美


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