ベルギー・ブリュッセルより 06


 

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先に少し触れましたが、今年の始めに7-8年ぶりになる所属事務所の作品集が出版されました。それに伴い模型中心、他にはインタビュービデオ+プロジェクトブックレット+タペストリー等、さらに”イメージパース無し!”の巡回型展覧会も行われています。

まずブリュッセル、そしてタリン(エストニア)まで無事に行われ、次はローマ、あと幾つか未確定の移動先候補があるとの事。さらに、まだまだ興味を持っていただける展示先を探していますので、興味のある方は是非当事務所迄連絡下さい。本はベルギーの出版社LANOOから、展覧会はCIVA(ブリュッセルの国際都市建築ランドスケープセンター)との共同制作です。

 

 

ちなみに本の表紙の模型は、ずいぶん昔のコンペ用模型、提出模型とは別にパネル用コラージュの為に縮尺/スケールを上げて、自分を含むスタッフ数人で作った思い入れのあるものです。

 

展覧会の方は、過去のプロジェクトを含めてほぼ模型を作り直し、もしくは手直しして、展示先の空間の大きさにも対応できる展示デザインになっています本も展覧会も事務所がそれぞれプロジェクトの一つとして力を入れて作ったものです。その為、160_EXPO、161_BOOKとプロジェクトナンバーが割り振られています。

 

建築のプレゼンテーションが3Dレンダリングベースの意味無く「ハッピーな」イメージパース先行になって結構経ちます、この傾向はまだしばらく変わりそうにありません。そんな中、非効率だけれどもスタディ用、プレゼン用含めて建築模型を頑張って作っている事務所はやっぱりかっこいいと思うのです。

 

 

模型は非常に高く付くので、ボリュームスタディのあとは3Dで処理し、その3Dからのレンダリングベースのイメージだけという事務所が有名所も含めて増えているように見えます。所属事務所でもスタッフの代替わりにつれ、模型制作量が減っている傾向にあります。当たり前ですが、模型には寸法/素材/工法が生の情報として入っています。Back To The Basic、本気建築模型を楽しめる懐の深〜い受け入れ先を探しています、よろしくお願いします。


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