仮設建築 “exTenT”を終えて


5/23 Sat. の横浜国立大学清陵祭で、建築学科4年の有志5人による仮設建築プロジェクト”exTenT”を行いました。
exTenTパース

タイトルに”TenT”があるように、これは学園祭のメインストリートに並ぶテントに対する提案です。
「拡張する」の意味をもつ”extend”に由来するexTenTですが、”ex -“並びにそこから派生する語にある「外に」や「脱 – 」など既存のテントのフォーマットを超えていくような試みをしてみようと考えました。これは同じようなテントが並んだメインストリートの特異点となるプロジェクトです。
フライヤー

これは長細いフライヤーのデザインにもなったexTenTのダイアグラムです。
そもそも「メインストリートで何かをしたい」という構想は3年次から続いているものです。
昨年は、8号館前の大階段に仮設建築を建てるというアイデアで、文化祭実行委員を通した学務とのやり取りの末、取りやめとなってしまいました。そこで、私達は不透明且つ形骸化したルールの存在を実感します。無視してそのまま建ててしまうことも頭を過ぎりましたが、メインストリートで何かをするには、そのルールを逆手に取るような思考の転換が必要だと考えました。そして、”exTenT”が始まります。
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スタディの過程では、道に大きく飛び出す案やメインストリート動線を抱え込む案等、メインストリートの体験を変えるアイデアが多くありました。しかし、議論を重ねていったある段階で「複製可能な」という”exTenT”のキーワードの1つに到りました。木材を結束バンドなどで固定する等のディティール、簡易な施工性、仮設建築とは何か、思想とアイデアが段々と現実性を帯びながら繋がり始めました。
課題の合間にミーティングとスタディを続け、1つの形に到りました。
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プログラム構成はカフェとワークショップです。カフェを入れた理由はメインストリートに並ぶにあたって、食品を扱う店として出店すること、そして保健所からの要求である「食品衛生のための三方幕」を仮設建築内に取り込むためです。他のサークル団体と同じようなプログラムで形を大きく変えることはexTenTの重要なテーマでした。
ワークショップは、来ていただいた人にテントの骨組みを渡し、オリジナルのテントを作ってもらうという企画です。自由に、好きなだけデザインをしてもらい、メインストリートの模型に並べていく。私達のビジョンが可視化されることを期待していました。建築的な操作だけでなく、好きなもの、それぞれのアイデンティティが装飾化されていくとどのようなテントが出来上がるか。テントの骨格を有していれば、ストリートは形成されるのか。予測不可能であればあるほど、面白い企画になるのではないかと考えました。
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バージョン 2
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施工風景です。3日間、集中的に施工をしました。少人数かつ男女比も2:3でしたが、あっという間に立ち上がりました。
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自分たちのアイデアや模型が1/1で建ち、空間を体験できるのは仮設建築の1番楽しいところです。
1/1で建築をつくったときの純粋な楽しさや感動は何にも変え難く、あらゆる説明や言葉を超えるものだと改めて実感しました。
ワークショップは持ち帰りたいという要望が多く、並べることはできませんでしたが、終始賑わっていて楽しい時間となりました。
常磐祭でもexTenTとして参加したいという気持ちがメンバー全員で一致しました。11月にさらなるアップデートをして、皆様のお目にかかれることを楽しみにしています。応援よろしくお願いします!
Twitter:@extent2015ynu
– MEMBER –
石井 優希(M4) [UNICORN SUPPORT 編集部]
和泉 芙子(M4)
尾崎 純一(M4) [UNICORN SUPPORT 編集部]
金子 摩耶(M4)
諸星 佑香(M4)
文:尾崎 純一

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