7/3(月)、Mosaic design/ディレクターの栗生はるかさんのインタビューを根津のアイソメで行いました。アイソメというのは、栗生さんがメンバーの一人として運営を担うサロン+シェアオフィスです。藍染大通りに面した、築100年の六軒長屋の一角にありました。
栗生さんは、早稲田大学卒業後、修士課程の時にヴェネツィア建築大学に留学し、さらに大学院卒業後はNHKアートに就職され、その後Y-GSAのアシスタントをされるなど様々な経歴を持っており、現在はイベントディレクターとして活躍されています。
NHKアートでの仕事から、「文京建築会ユース」という、文京区の魅力を発掘し発信する活動を行っているグループの代表となった過程、現在進めている銭湯のリサーチ活動。早稲田大学、法政大学など様々な教育の場に立つこと。モザイクデザインのメンバーの中で、建築家を名乗らず活動しているスタイル。栗生さんの中で、それらがどう繋がっているのかについて興味を持ってインタビューに伺いました。
修士時代に過ごしたヴェネツィアで、街のいたるところで市場や祭りなどが繰り広げられている光景から、とことん街を使い倒すことの豊かさに感動し、どうやったら街や建築を活かすことができるのか取り組んでこられたお話を伺いました。
また、銭湯がなくなりつつある町の変化によって、地域固有の生活の基盤が失われてきているということ。街の生態系をどうしたら守れるのか、というお話は、都市に普段見えていない問題があることに改めて気づかされました。
栗生さんの建築や街へのアプローチの仕方は興味深く、「自分が行っていることも建築行為なのではないか」という言葉に、新しい建築家の在り方を示されているように感じました。
当日は、インタビュー後にアイソメの中を案内していただきました。栗生さん、お忙しい中たくさんお話を聞かせていただきありがとうございました。
インタビューは現在編集中です。お楽しみに!
Y-GSA M1 水野泰輔 石原結衣
インタビュー学生メンバー
和泉芙子(M2)金子摩耶(M2)石原結衣(M1)水野泰輔(M1)池谷浩樹(B4)
写真:水野泰輔(M1)