お久しぶりです、原田です。2017年に南米チリでチリ人との設計グループ:ephemeral research (Claudio Torres + Yuji Harada + Clarita Reutter + Emile Straub)と構造設計:佐藤淳氏協力の元、現地の学生と共同制作したYAP(ジャップ)パビリオン/ノマディック・ドームを山梨県山中湖村に移築する計画を進めています。このパビリオンはテンセグリティという構造形式を応用し、アルミパイプとケーブルの組み合わせで幅:13m、長さ:30m、高さ:6mの無柱空間をワークショップ形式のセルフビルドで建設します。ワークショップの実施期間は2024年3月4日(月)~24日(日)になります。今回はそのワークショップの参加メンバーを広く募集します。
<計画について>
敷地は山梨県山中湖村にある自然豊かな斜面地です。富士山を望み、木々は季節によって多様な表情を見せます。アウトドア好きなクライアント(株式会社愉快な暮らし)はこの魅力的な敷地に外部空間を活かした新しい地域の拠点を作ることを計画し、これをYamanaka Terrace(ヤマナカテラス)と名付けました。全体計画及びカフェやトイレなど建築部分は中川エリカ建築設計事務所が担当し、その中の広場の部分に今回のYAPパビリオンを建設します。YAPパビリオン建設のあらまし@チリについてはこちらをご覧ください↓
<山中湖の風景>
<期間・滞在について>
ワークショップの実施期間は2024年3月4日(月)~24日(日)になります。参加費は無料。参加は全日でなくとも短期間・スポットの参加も歓迎です。宿泊場所及び昼食はこちらで用意、その他食事及び現地までの交通費は各自負担となります。また寝具(寝袋)は各自持参でお願いしています。食事は基本的に共同で行い、寝室は相部屋になります(男女別)。いわゆる青春合宿スタイルだとお考え下さい。
<参加学生について>
現在のところ参加予定の学生は東京大学佐藤淳研究室、慶應義塾大学中川エリカ研究室、東京藝術大学金田充弘研究室、横浜国立大学(Y-GSA)、広島大学、 近畿大学、香川大学、呉高等専門学校など色々です。学校・学年・専攻は問いません。このWSが色々な大学の交流の場となれれば、主催者冥利に尽きます。
<作業内容について>
作業内容としては事前にしたためたパーツを組み上げていく工程になります。テンセグリティという構造形式を応用し、アルミパイプをワイヤーで引張り上げ、そのテンションを持ち送りながら大空間を作っていきます。こうした作り方の特性上、ある程度の人数で同時的に組み上げていく必要があります。最終的に幅:13m、長さ:30m、高さ:6mの無柱空間が手作業によって完成した時の感動はひとしおです。
<ワークショップのあゆみ>
これまでも広島の忠海地域で学生とワークショップ形式で「忠海集学校」や「忠海アーカイヴ」といったセルフビルドのプロジェクトを実現してきました。
忠海集学校video
普段は建築模型を作ったり、あるいは人によっては家具を作っているような学生も、建築的なスケールのものを、いつもとは違うコミュニティの人と協力して作り上げていくという体験は魅力的に感じていただいたのだと思います。忠海というおよそアクセスが良いとは言い難い場所にも関わらず、たくさんの方にリピート参加していただきました。
今回は場所も変わり、集まるコミュニティも新たになりますが、ワークショップを通して建築や構造、人への興味が深まると幸いです。
改めてになりますがワークショップの実施期間は2024年3月4日(月)~24日(日)になります。
春休みの建築アクティビティのひとつに!是非ご参加お待ちしております。
担当:原田雄次 / 原田雄次建築工藝
参加・お問い合わせはコチラをクリック↓
又は
yapyamanaka@gmail.com
までご連絡ください。