10月21日、2017年秋の円錐会イベント「ongoing03」に参加しました。
会はトークセッション形式になっていて、登壇者は北山恒さん、長谷川豪さん、そして中川エリカさん。モデレーターには門脇耕三さんをお招きし、「住宅にある社会と個人」というテーマがはじめに掲げられていました。
会の前半は登壇者三人それぞれに、プロジェクトの紹介を通したテーマへの応答が展開していきます。
まずは北山さん。
初期の住宅からシカゴ学派による同心円状に広がる都市批判へ展開され、スケールを横断した問題意識を提示されます。
次に長谷川さんによるプレゼン。
「社会」という言葉を使うときに指すのは、「人間の社会」であることが多いけれど、建築の培ってきた「建築社会」というものがあるのではないか、と提言。
最後に中川さん。
静的で完結した集合から、バラバラで開放的な集合。
というコンセプトを掲げるところから作品に触れていきます。
後半は各プレゼンを受けて、お酒も交えながらのトークセッション。
今日初めて使ったという「建築社会」というキーワードや、中川さんのプレゼンテーションの中ではあまり言及されていない桃山ハウスのヒロイックな大屋根、形式にいかに身体性を取り戻すか、など様々な議論が熱く展開されていきました。
円錐会の会ではありますが、ゲストとして異なる系譜の長谷川さん、門脇さんにお越しいただいたことでとても相対的に議論を理解することができたことは大きな刺激になりました。
当日は大雨の中お越し下さった登壇者の皆様、他大や円錐会員のみなさま、本当にありがとうございました。
次回企画もぜひよろしくお願いいたします。
会の詳細は現在記事を作成中です。
完成をお待ちください。
ユニコーンサポート 石井